第4回『ポジティブ情報を与える人になろう』

みなさん、こんにちは。
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントのキティこうぞうです。
今回は「ポジティブ情報を与える人になろう」というテーマでお話します。

17世紀にヨーロッパの探検隊が初めてグリーンランドに行きました。
そこでエスキモーの人たちにはじめて会ったとき、彼らは氷点下の気温の中でみんな丸裸で生活していたそうです。
それを見たヨーロッパの探検隊の人たちはエスキモーの人たちに「君たち、そんな格好でこんな寒い中で生活していたら凍傷になってしまうよ」と教えたそうです。
そうしたら、それからしばらく経ってエスキモーの人たちは凍傷の患者が続出したそうです。
これは、当時の文化人類学の資料に公式に残っている実話だそうです。

人間の「こころ」と「からだ」はつながっています。
エスキモーの人たちは「凍傷になってしまうよ」と言われて、「こころ」で「このままでは凍傷という病気になってしまう」と思うようになり、「からだ」がそれに反応して凍傷になったのでしょう。
この「凍傷になる」というのはエスキモーの人たちにとっては後ろ向きな「ネガティブ情報」です。
ヨーロッパの人たちに「ネガティブ情報」を与えられることによって考え方がネガティブになり、それで凍傷になってしまったのです。
もし、この「ネガティブ情報」を知らなければエスキモーの人たちは極寒の環境でも幸せに生きられたかもしれません。
与えなくてもいい「ネガティブ情報」によって、エスキモーの人たちはストレスフルな生活を強いられたのです。

さて、みなさんは職場や家庭で周りの人たちに対して、このヨーロッパの人たちのように「ネガティブ情報」を与えていませんか。
「君は本当に仕事ができない奴だな!」
「そんなことじゃ、いい学校に合格しないぞ!」
「そんなことしても無駄、無駄」

このような「ネガティブ情報」を与えることが、その人のネガティブな「思い込み」を生み出し、それが体に影響して、会社や学校に来られなくなったり、病気になったりするのです。
逆に、前向きな「ポジティブ情報」を与えることによって、人はポジティブな「思い込み」をするようになり、考え方や行動がポジティブになっていきます。
「君は仕事ができる人間だね!」
「君の将来が楽しみだ!」
「大丈夫、大丈夫、やってみよう!」

みなさんもこのような「ポジティブ情報」を周りの人にどんどん提供してみてください。
きっと周りの人だけでなく、みなさん自身もポジティブな行動に変わってきますよ。

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