沖縄の歴史や基地問題を、「見て・聞いて・感じる」 沖縄ピースステージを開催

情報労連は、沖縄「慰霊の日」の6月23日から25日まで、沖縄県内で「沖縄ピースすてーじ」を開催。全国から約330人、地元沖縄から約100人が参加しました。

【1日目】

行動初日の23日は、全国から組合員が集まり、「連合2013平和オキナワ集会」に参加しました。その後、結団式の会場に移動。最初に「スーパーバスガイド」の崎原真弓さんによる一人芝居を鑑賞しました。崎原さんは、歌や琉球空手などを織り交ぜながら、琉球王朝から現在までの沖縄の歴史や、沖縄戦の悲惨な現実を参加者に語りかけました。

結団式であいさつをした春木書記長は、「東日本大震災は天災、戦争の歴史は人災である。風化という現実に直面しているが、沖縄の過去・現在・未来を見つめ、しっかりと考えてもらう。参加者の熱い思いが未来を変える。自ら何をすべきか考え、行動に起こしてもらいたい」とあいさつしました。

また、現地実行委員会を代表してあいさつした沖縄県協の砂川議長は、「米軍基地問題は沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題として受け止めてもらいたい。今こそ過去に学ぶことが非常に重要」と訴えました。

【2日目】

極東最大規模の空軍基地である嘉手納基地の周囲ほぼ1周17キロを行進する「嘉手納基地周回行動」を実施。梅雨が明けた沖縄の青空の下、参加者は自らの足で基地の周りを歩くことで、基地の広大さや基地周辺の環境などについて学びました。

周回行動後は、摩文仁の丘にある「逓魂の塔」に移動し、沖縄戦で犠牲なった方たちを追悼する慰霊祭を行いました。

【3日目】

翌25日は、「平和祈念資料館」「ひめゆり平和祈念資料館」「対馬丸記念館」や、嘉手納・普天間基地を巡る学習行動を実施しました。

また、フリーライター屋良朝博さんから、「沖縄の基地問題の真相」と題した講演を受け、在日米軍の抑止力や沖縄の地位的優位性、オスプレイ配備――などの問題点について、問題意識を高めました。 解団式では、4人の参加者が行動に参加した感想を報告。最後に沖縄から広島へ、「明日Earthフラッグ」をリレーし、行動を終了しました。

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