第48回明日知恵塾 社会人と残業のリアルを語る

第48回明日知恵塾(1月10日開催)は特別企画として職場見学を開催。学生14名、社会人11名、総勢25名が、株式会社KDDIチャレンジドを訪問しました。

KDDIチャレンジドの親会社となるKDDIは、障がいの有無や性別・国籍を問わず、人材を広く登用するダイバーシティ(多様化)施策を積極的に推進しています。障がいをもつ社員がKDDI各職場で活躍していますが、さらに多くの障がい者が働ける環境をめざし、2008年4月14日、KDDIチャレンジドが立ちあがりました。今回の明日知恵塾では、KDDIチャレンジドの障がい者の方々が働く職場を見学します。

 

KDDIチャレンジドの障がい者社員の人数は119名(2017年6月1日現在)。知的障がい、身体障がい、精神障がいをもつ方々が、それぞれの能力に合わせて仕事を進めています。それでは、KDDIチャレンジドでは、どのような職場を整備しているのか、実際の現場を見ていきましょう。

 

・携帯端末分解分別業務

使用済み携帯電話のリサイクル業務です。精密ドライバーを利用して手分解し、18種類の部品に分別。これにより、焼却する部品が減少し、機械での処理に比べ、2倍近い素材を取り出すことが可能になるそうです。

 

・リフレッシュルーム

理療の国家資格を生かし、マッサージサービスを提供。鍼・マッサージを通じて、社員の疲労回復、健康維持をめざしているそうです。利用料金は市場価格の半額程度。こんなサービスが受けられるKDDIの社員がうらやましい。

 

・カフェ業務

2016年6月よりシアトル式カフェ「Café Challenged」を運営。ハンドドリップにより一杯ずつ丁寧に淹れたコーヒーをお手頃な価格で提供しているとのこと。パン・焼き菓子は、障がい者の方が働く店舗から仕入れて販売しています。

 

KDDIチャレンジドでは、上記の業務のほかに、「経理・購買業務支援」「携帯保守センター業務」「PCキッティング業務」「法人端末リサイクルセンター業務」「施設管理・メール便業務」「関連会社支援業務」「契約支援業務」などを展開しています。

 

職場見学の後は、明日知恵塾では恒例のグループディスカッションを実施。進行役を務めるのは、立正大学の戎野淑子教授です。今回のディスカッションのテーマは「社会人と残業のリアルを語る」。社会人と学生が4班に分かれ、残業に関する本音のディスカッションのスタートです。

企業における残業の実態とはどのようなものなのでしょうか。また、学生は残業に対してどのようなイメージを抱いているのでしょうか。各班からあがった主な意見を見てみましょう。

 

≪残業に関する主な意見≫

・残業のすべてが悪いわけではない

・残業に対する捉え方が人によって異なる

・残業のルールを遵守することが大切

・なぜ残業になるのかを考える必要がある

 

最後に、戎野教授が残業に対する次のような言葉をおくり、第48回明日知恵塾を締めくくりました。

「社会人になると自分で自分の道を決めていかなければなりません。残業は、自らがなんのために働くのかを考える一つの切り口になります。「残業=悪」と決めつけるのではなく、会社を選択する判断基準の一つとして捉えればよいのではないでしょうか」

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