2021春季生活闘争方針を決定 第51回中央委員会を開催

 

情報労連は1月28日、第51回中央委員会をオンライン形式で開催し、2021春季生活闘争方針や次期定期全国大会までの重点的取り組みを決定しました。

中央委員会の冒頭にあいさつした野田委員長は、「2021春闘の柱は三つ。1)誰もが安心・安全に働くことができる環境整備と分配構造の転換につながる賃金の引き上げ、2)感染症対策と経済の自律的成長の両立、3)社会の持続性の実現――の三つだ。各構成組織での最大限の取り組みを要請したい」などと述べました。

議事では、2021春季生活闘争方針を議論。方針を提起した北野書記長は、「取り巻く情勢は厳しいが、日本が従来抱えてきた少子高齢化や格差の拡大などの状況を転換するためには、働く者の賃金・労働条件の『底上げ』『底支え』と『格差是正』に継続的に取り組むとともに、働き方も含めた『サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正分配』の実現が欠かせない」と強調した上で、月例賃金改善を含む労働条件トータルの改善をめざすなどとする春闘方針を提起しました。

議案の審議では、賃金制度をはじめとする諸制度をトータルで捉えた労働条件改善に向けた決意や、有期契約等労働者の雇用確保・処遇改善、男女間賃金格差の是正などに関する意見・決意表明があり、本部答弁を経て、2021春季生活闘争方針を決定しました。

このほか、第3号議案では、今夏の次期定期全国大会までの重点的取り組みを確認。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う加盟組合支援の強化や、東日本大震災から10年の節目を捉えた活動などを確認しました。

また、第49回衆議院議員選挙は、安心で持続可能な社会の実現に向けて日本の針路と政策を選択する重要な 政治決戦であるとして、組織内候補「たじま要」(千葉1区)と「岡本あき子」(宮城1区)をはじめとする推薦候補者の勝利に向けた取り組みを強化することを確認しました。

中央委員会では最後に、「医療・福祉・介護等に従事する仲間への感謝とエールのメッセージ」を決議。医療や福祉、介護等の現場で働く情報労連の仲間に向けて、中央委員会の総意としてメッセージを発信しました。

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