2025春季生活闘争方針を決定!暮らしを守る賃上げへ 

 情報労連は1月31日、都内で第55回中央委員会を開催し、2025春季生活闘争方針を決定するとともに、次期定期全国大会に向けた重点的取り組みを確認しました。3月中旬の交渉のヤマ場に向け、加盟組合は春闘の取り組みを本格化させていきます。


 中央委員会の冒頭あいさつした安藤委員長は、「物価高騰が家計を圧迫している。暮らしを守るためには物価を上回る賃上げが必要であり、その期待はこれまでにも増して大きい。日本経済の安定的な成長のためには、持続的な賃上げが鍵であり、2025春闘における労使の社会的役割と責任が強く求められる」と強調。「物価が高騰する中で、組合員の生活の維持・向上のために持続的に賃金を上げていくことを示し、安心感を持ってもらうことが最も重要な取り組みになる」と訴えました。


 続いて、水野書記長が2025春季生活闘争方針(案)と次期定期全国大会に向けた重点的取り組みの内容を提起しました。
 この中で水野書記長は、「すべての加盟組合が賃上げの流れを止めることなく、物価上昇を上回る積極的な要求を行い、誰もが実感できる生活向上につなげていくことが、今次春闘の最大の役割」と今春闘の位置付けを強調しました。
 その上で、月例賃金改善については、定期昇給相当分の確保を前提に3%以上(定期昇給相当分を含め5%以上)としつつ、それぞれの単組の置かれた状況等を踏まえ、積極的な要求によるさらなる賃上げをめざすとする方針や、企業規模間や雇用形態間、男女間格差の是正に向けた方針、「つながらない権利」をはじめ働き方に関する要求方針などを説明しました。


 また、次期定期全国大会に向けた重点的取り組みでは、第27回参議院議員選挙に向けた取り組みや、ダイバーシティ推進の取り組み、戦後80年の取り組みなどについて提起しました。


 その後、議案の審議が行われ、質疑および答弁を経て、満場一致で決定しました。情報労連は、春闘要求の実現に向け、加盟組合支援などの活動を強化していきます。

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