労働組合に入るには?

 

情報労連の労働組合に加入するには次の方法があります。

労働組合をつくる、情報労連に加盟するメリットはこちら

 

(1)情報労連の組合に入りたい、または会社に情報労連の組合があるか探したい場合。

 

情報労連は全国に257組合、約20万人の組合員がいます。業種も情報通信・ITサービスを中心に様々な業種の会社があります。情報労連の労働組合がある会社はこちらから探すことができます。

  • 会社の労働組合の窓口・問い合わせ先が分からない方はこちらにご連絡ください。
  • 連合加盟の労働組合を知りたい方はこちら。※連合HPにジャンプします

 

(2)働いている職場や会社に労働組合を新たにつくりたい場合

 

専門のアドバイザーが労働組合づくりのお手伝いをします。解決したい課題や状況等にフィットしたつくり方をご提案いたします。ご相談は無料です。こちらからお問い合わせください。

  • 情報労連の労働組合をつくる基本的考え方はこちらをご覧ください。
  • 労働組合をつくる流れはこちらをご覧ください。

 

(3)1人で労働組合に入りたい

 

情報労連では、情報サービス・情報通信産業等で働く仲間を対象に、セーフティネット機能の充実と、産業全体の労働環境改善を目的として、「ICTJユニオン(個人加盟ユニオン)」を設置しています。企業別労組ではないので、就業先を変更した場合や、派遣労働者の方も継続加入することができます。

※請負や個人事業主の方でも、働き方の実態によっては労働組合に加入して、会社と交渉することができます。

詳しくはこちら

 

(4)情報労連に加盟したい

 

情報労連では、上部組織に加盟していない労働組合役員の方からのご相談も受け付けております。こちらからお問い合わせください。情報労連に加盟するメリットはこちら

 

①情報労連の労働組合をつくる基本的考え方

  1. 労働組合は働く人たち一人ひとりがチカラと知恵とお金を出し合って成り立つ組織です。職場の多くの人たちが運営に参加する民主的な労働組合づくりを目指します。
  2. 労使が対等な立場でものごとを決める、ルールをつくることができる職場にすることを目指します。
  3. 働く仲間がお互いに助け合い、自立した組織になるように指導・支援します。

 

 

②【労働組合をつくるメリットとは?】

 

  1. ハラスメントなど職場の不満・苦情などが会社側に伝えやすくなり、風通しが良くなります。
  2. 職場のルールや賃金・労働時間などを話し合いで決められるようになり、労働条件を維持・改善することができます。
  3. 評価制度を公正にして納得して働ける職場をつくることができます。
  4. 経営に関する情報が入りやすくなり、会社の透明性が増します。

 

 

③【情報労連に加盟するメリット】

 

1.会社との交渉力が高まります

情報労連に加盟すれば、豊富な情報を基にした根拠ある要求をつくれるだけでなく、会社との交渉に情報労連が加わることが法律上認められます。専門的な知識と豊富な経験を持つ情報労連の担当者が入ることによって、適度な緊張感を持ちつつスムーズに交渉をすすめることができます。

 

2.役立つ情報を入手することができます

情報労連では様々な調査やネットワークを通じて、労働条件や各業種に関する情報を把握しています。特に情報サービス業に関しては「ITエンジニア実態調査」を20年以上実施しており、そのデータを参考にして組合の要求や活動に活かすことができます。また、同業他社や同じ地域の組合とのつながりをつくることができます。

 

 

 

3.企業再編・リストラ等への対応が強化されます

社員の雇用や労働条件がかかった企業再編やリストラ等への問題はどのように対応してよいのか不安になります。情報労連のこれまでの経験とノウハウ、顧問弁護士等からのアドバイスによって適切な対応方法をとることができます。

 

4.福利厚生・教育制度が向上します。

情報労連21万人のスケールメリットを生かした共済制度や、インターネットサービス福利厚生サービス「あいねっと倶楽部」、顧問弁護士による無料法律相談、労働金庫の利用、レクリエーション行事への参加など実利的なメリットに加えて、各種研修やボランティア活動などを通じて「人づくり」にも力になります。

④【組合づくりの流れ】

 

労働組合はどうやってつくっていったらよいのでしょうか?
ごくごく簡単な流れはこのようになります。

1.仲間を集める

↓  信頼できる人に声をかけていきます

2.組合結成の準備

↓  会社に要求する項目を整理します

3.組合結成大会

↓  組合の活動方針と役員を決めます

4.会社に結成通知

↓  ここで組合の存在をオープンにします。

結成通知書と団体交渉要求書を会社に提出します。

5.団体交渉

↓  要求書の内容を会社と話し合います。

6.労働協約の締結

会社と協議して合意した内容を書面にし、労使双方署名または押印します。これが、「労働協約」となり、労使双方遵守しなくてはならないルールとなります。

 


 

 

【組合づくりのFAQ】

 

○組合費はいくら必要ですか?

労働組合活動は自分たちが拠出した資金のみで賄わなくてはいけません。会議費・交通費・通信費・情報労連の加盟費等が主な使途ですので、会社の規模や事業所の数等を考慮して自分たちで金額を決めます。

ちなみに、情報労連への加盟費は組合員一人当たり正社員の方は675/月、パート等の非正規の方は305/月をお願いしています。

 

 

○一人でも組合を作れますか?

職場で最低二人以上の仲間がいれば労働組合をつくって会社と交渉することができますが、労働組合の要求を会社がそのまま受け入れる法律上の保障はありません。そのため、より多くの人が労働組合に加入して力を強くすることが必要なのです。

 

 

○自分たちで労働組合をつくるのは不安です……

情報労連はこれまで様々な業種・規模の企業で組合づくりをしてきました。その経験を活かして、労使の話し合いで物事が解決できるようにみなさんの組合作りをしっかりサポートしますので安心してください。

 

 

○「労働組合をつくる」と会社に言ったほうがよいですか?

会社の経営者(中には社員の人も)は、「うちの会社に組合ができたら会社がつぶれる」「余計な手間や負担が増える」と誤解している方が多くいます。そのため話が会社に伝わると会社から嫌がらせや不利益な扱いをされる可能性がありますので、準備が整うまで言わないようにしてください。

 

 

 

○契約・パート・アルバイト・派遣は労働組合に入れないのですか?

入ることができます。正社員が少ない職場は今では珍しくありません。労働組合は職場のより多くの人が加入することによって力が強まりますので、雇用契約に関わらず門戸を広げることが大切です。

 

 

○組合をつくるにはどれくらいの日数が必要ですか?

つくりたいと思っている方々の気持ちと解決したい問題、会社の状況等によって違うので一概に言えません。数日間で結成した組合もあれば、じっくり準備をして数年かかったところもあります。

 

 

○組合をつくったらストライキをしなくてはいけないのですか?

ストライキは会社との交渉を進展させるための「手段」であって「目的」ではありません。交渉の経過を組合員全員がよく考えた上で、「こんな回答ではストしかない」と判断したときに行うものと考えます。