12月4日、第20回を迎える明日知恵塾を開催しました。社会人のリアルに迫るディスカッション、今回のテーマはズバリ「失敗」です!
ディスカッションの前に、今回は特別にNTTコムウェアに勤める片山慶亮さんから「開発担当者の1日」をお話いただきました。
出社から帰宅までの細かな仕事内容から、本当にあった失敗談、仕事の喜び、プライベートまで。社会人の生活が、学生の皆さんにも身近に感じられるお話でした。
学生13名、社会人13名が各班に分かれてのディスカッションでは、先輩方が失敗にまつわるさまざまな経験を披露。しかし議論の中心は、「失敗をしない」ことではなく「失敗との向き合い方」へと移っていきます。各班から聞こえてきた意見を拾ってみると…
- 失敗は若いうちにしたほうが良い
- 少しの失敗で、自信をなくさないでほしい
- 言い訳をする人は、失敗を繰り返す
- 失敗は共有して、防げるようになることが大事
などなど。共通していたのは、「失敗を隠すことが、もっとも良くない」ということです。この議論を踏まえて、最後には情報労連・永井局長がまとめを行いました。
「仕事はチームワーク。相談もなしに一人で進めて、失敗をしてしまうのが一番困るので、コミュニケーションで防止することが大事です。ただし、失敗は誰にでも必ずあるもの。そんなときは素早く報告し、なるべく傷を浅くする努力をしましょう。失敗を糧に社会人は大きく成長するものでもあるので、決して恐れないでください」
起こってしまった失敗は、必ず自分の成長に活かす。そんな社会人の心構えが、学生の皆さんにも伝わったのではないでしょうか。
参加学生から感想をもらいました!
- 就職活動では、会社の良いところしか聞けない。大変な面が聞けたことがよかった。(高島さん)
- 社会人は自分の時間がないと思っていたけど、片山さんのお話を聞いて、自分次第なんだなと前向きになれた。(石山さん)
- 社会人って楽しそう! 早くなりたい! 失敗の話だけじゃなく、育児休暇の話などの本音がすごくためになった。(荒川さん)
- 学生に何かを伝えることで、自分の頭も整理できる。初心に帰れるし、会社の後輩にも教えてあげたいことがたくさんできた。他社の方のお話からも多くのことが学べる。(社会人・東さん)