第40回『心配性』

みなさん、こんにちは。
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントのキティこうぞうです。
今回は「心配性」について勉強していただきます。

心配性は予期恐怖とか心配症とも言われますが、「仕事や自分の将来がどうなるのだろう」など常にどうなるか分からない先のことに対して不安や恐怖を感じたりすることがその特徴です。
もともと、完全欲の強い神経質性格の人はこのような傾向があります。
多かれ少なかれ人は誰でも心配事を心に宿していますが、その心配事がある一定のレベルを超えてしまうと「心配性」へと進展してしまい、日常生活において種々の支障を来すようになってしまうのです。

心配性を克服するためにはどうしたらいいのか。
もし、心配事をなくすことを目標として、いくつかある心配事を次々につぶしていこうとすると、ひとつの心配が解決するたびに「これでもう、心配事は減ったかな、なくなったかな」と現状確認するため、また心配事を探すことになります。
心配がないことを確認するためには、別の心配を探さなくてはならなくなるのです。

心配性に対処する唯一の方法は「計画を立てる」ことです。
「どうしよう」と思い悩んでいても何も解決しません。
自分の心配事に対して計画を立てて実行してみる。
たとえば旅行に行くときは事前に行程や時間を確認しておく。
それだけで「電車に乗り遅れたらどうしよう」という心配事がクリアできます。
また、旅館に病気やケガの薬がおいてあるか確認の電話を入れる。
このような計画性ある行動のクセをつけておけば、「大きな心配」が「小さな心配」へと変わっていきます。

心配性に対処するには心配そのものと闘わないことです。
ただし、心配と闘わないことは心配事から逃げることではありません。
「心配性といかにうまく付き合っていくか」という観点で対処をすることです。
自分が心配性だと思う方は一度「計画を立てる」ことを試してみてください。
きっと今までと違った自分が見えてきますよ。

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