明日知恵塾第9回のテーマ「ワーク・ライフ・バランス」。今回は法政大学の新一口坂校舎で開催され、学生と社会人あわせて38人が参加しました。
NTT労働組合・データ本部の松川智子さんからは、システムエンジニアの仕事のやりがいや大変さ、結婚・妊娠を機とした仕事観の変化についてを講演してもらいました。松川さんは、「女性であれば出産後も仕事を続けたい、このように生きたい、というプランをもつことが重要!」「働くことは社会とともに生きること。自分の成長につながります」と力説。学生は、女性ならではの仕事観を聞くことができました。
その後は明日知恵塾初の試みとなる男女別グループディスカッション。活発に意見が交わされ、充実した時間になったようです。グループ発表では、結婚・育児に関して「女性が出産後も働き続けたいと考える中、男性は女性に家庭を支えてもらいたいという意識が強い」など、男女の考え方の違いについて、多くの意見があがりました。
法政大学・藤村教授からは、新たな視点から「現在の社会は“労働の需要側”の要求がことさら重視され、“労働の供給側”の事情が考慮されていない。労働の需要側と供給側は表裏一体であることをもう一度よく考える必要があるのではないか」との提起も。今後の明日知恵塾における、重要なテーマとなりそうです。