防災・減災学習会IN熊本を開催しました

11月4~5日に、熊本県で開催し、全国より組合役員の33名が参加しました。

発災から2年半が経過した被災地熊本を視察し、被災地の風化防止と震災の経験・教訓を共有し、各組織での防災・減災意識向上に活かすことを目的に開催しております。
初日は、震災当時のままの状態で残る九州東海大学 阿蘇キャンパスと、熊本城を視察をしました。

九州東海大学阿蘇キャンパスでは、1号館の直下に約50mほどの断層が表出しており、現在でも当時のまま保管されています。今後は熊本県の「自然の驚異と被害の状況をありのままに伝える象徴的エリア」としての意一般公開することが予定されています。

※現在、九州東海大学阿蘇キャンパスは、広大な土地を利用した水田や放牧地を農学部の実習で活用し、授業などの主な機能は熊本市にある熊本キャンパスで行っている為、大学運営には問題ありません。

熊本城は現在も復旧工事が継続しており、全体の修復には20年かかるとも言われていますが、現在は天守閣の一部の再建が進んでいる様子が伺えます。

2日目は講義形式で行い、情報労連 熊本県協議会 山本議長より「熊本地震への対応」として、

震災当時の状況、組織としての対応状況、また山本議長の体験談からの防災体験などをお話いただきました。

情報労連 組織内熊本県議会 鎌田議員からは「熊本地震への対応と課題」と題し、熊本県の被災状況、発災から概ね3ヶ月間の対応に関する検証など、行政の立場での初動対応や生活支援状況、今後の復旧・復興について講演いただきました。

また熊本地方気象台 防災管理官の所様より、「防災気象情報と、その利用の仕方」と題し、積乱雲の危険性や防災情報の利活用について、映像を交え解説いただきました。

最後に情報労連 水野組織対策局長より、まとめとして

今回学んだことを、各組織、地域、家族内で活かし、今後の防災・減災に役立ててほしいとありました。

会議室の外の廊下では、地元 熊本日日新聞社よりお借りしたパネル展も開催しました。

情報労連は今後も被災地に寄り添った風化防止と防災・減災に向けたを検討していきます。

 

なお、今回の行動の一部は電通共済生協様に協賛いただいております。

関連記事はこちら