「東北被災地視察学習会」を開催しました

情報労連は11月24日~25日に宮城県石巻市にて「東北被災地視察学習会」を開催し、全国の各組織の組合役員より28名が参加しました。

東日本大震災から6年半が経過し、被災地の復興支援と風化防止、震災の経験・教訓を共有し、各組織での災害発生時の対応に活かすことを目的に開催されました。

1日目は宮城県協議会の加島議長より「東日本大震災からの復旧・復興に向けた取り組み」と題し、被災状況や発災から現在にいたるまでの組織としての活動内容の講義をいただきました。

 

 

 

 

 

その後、語り部の佐藤富蔵さんより自身が津波に巻き込まれた被災体験を伺いました。

被災にあった際の瞬時の判断一つ一つの選択が生死を分かつ体験であったこと、いつ震災にあってもいいよう自己防衛することの大切さを学びました。

 

 

みらいサポート石巻さんより「防災ワークショップ」として、防災クロスゲームを実施しました。

実際に被災された方の体験談を元に、もし自分が被災にあった際にどの様な行動をとるか?を2択で考えチーム内で共有しました。チーム内で多彩な意見交換がされ、一人一人価値観が違う中で如何に防災意識を共有し、高めあっていくかを学ぶことができました。

 

2日目はバス車内より、石巻市の被災地視察と「東日本大震災メモリアル 南浜つなぐ館」の見学をしました。

被災より6年半経過した街並みは確実に復興しているものの、完全復興にはまだまだ時間がかかると感じました。

その後、避難路体験として実際の避難路である日和山を登頂しました。またスマートフォンアプリ「石巻津波伝承AR」を活用し、スタッフの方と一緒に街なかを歩きながら、石巻の「過去、現在、未来」を体験しました。被災直後の映像や現在地の浸水深、被災体験談に触れながらポイントを巡ることにより、津波の脅威を体感とし、理解することができました。

 

情報労連は今後も被災地に寄り添った風化防止と防災・減災に向けた取り組みを検討していきます。

 

なお、今回の行動の一部は電通共済生協様に協賛いただいております。

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