情報労連は7月8日、第60回定期全国大会を開催し、2021~2022年度中期運動方針を決定するとともに、安藤京一中央執行委員長をはじめとする新執行部を選出しました。
大会は、都内のタワーホール船堀を配信拠点とし、オンラインを併用して開催。全国の代議員など約400人がオンラインで参加しました。
冒頭あいさつした野田委員長は、コロナ禍や自然災害、東京都議会議員選挙の結果などに触れた上で、今年および来年に行われる衆議院選挙と参議院選挙の二つの国政選挙について言及。これらの選挙は、「“アフター・コロナ”を見据えた社会を創造するための極めて重要な選挙」と強調し、組織内候補・重点候補の勝利が至上命題だと訴えました。
その上で、来年の情報労連・結成60年について触れ、「新たな時代の“情報労連らしい運動”を創造してほしい」と要請しました。
野田委員長は、「『情報労連らしさ』とは、一言で言えば『不条理を許さない』ということ」と述べ、「社会の不条理に対峙し、誠実に労働運動に取り組むことが、『社会的に価値ある労働運動』を標榜してきた情報労連の普遍の原理」と強調し、新体制にエールを送りました。
議事では、第1号議案「新規加盟組合の承認」で、新たに2組合(「データプラスユニオン」「KNT-CT・ITソリューションズ労働組合」)の加盟を満場一致で承認・決定し、新たな仲間を迎え入れました。
第2号議案では、2021~2022年度中期運動方針を決定しました。議案に対する審議では、人身事故の続発を踏まえた労働安全衛生の取り組み強化や、ジェンダー平等推進に向けた決意表明、組織内議員「石橋みちひろ」の必勝に向けた決意表明――などの発言がありました。
第3号議案で規約の一部改正を決定するとともに、第4号議案で2021年度予算を決定しました。
続いて、役員選挙が行われ、安藤京一中央執行委員長をはじめとする新執行部を選出しました。
安藤新委員長は、「今後の運動を進めるにあたっての新たなキャッチフレーズをつくった。それが、“『UNITE(ユナイト)』、now and future”(『団結しよう』今そして未来へ)」と述べた上で、「UNITEの言葉の中に、お互いに支え合い、人と人とがつながり信頼し合える社会。誰もが安心して働き暮らせる社会をめざして情報労連の役割を果たしていきたいという気概を込めた」と訴え、情報労連の新たな運動を切り拓きたいと強調しました。
情報労連は、安藤新体制の下、信頼と共感を得る産別運動を「UNITE(団結)」して、追求・創造していきます。