ナガサキから、平和への「Breaking Through(突破)」!(3/3)

 UNI世界大会in長崎のレポートも、今回で最後。
海外の仲間へのインタビュー、第2弾です!

ミシェル・ベリーノ NUBE(全国銀行労働組合)/フィリピン (写真:左)

地方都市であることと、原爆資料館があることしか知りませんでしたが、実際に来てみると長崎はとても美しい街でした。また来る機会があれば、長崎の美しい場所を全てまわりたいです。
原爆資料館を訪れるまで、原爆の被害がどんなに大きいものなのか予想もしていませんでした。原爆が引き起こした事実は大変悲しく、他の国々が核兵器を持っていることにもショックを受けています。原爆が国に何をもたらすかを考えると、たくさんの核兵器を持っている国をただ責めるということはできないと感じました。
今回の経験を、同僚や友だち、家族と分かち合いたいと思います。原爆が日本にどのような被害をもたらしたか、原爆によってどれだけの人が苦しみ、亡くなったかを彼らに伝えたいです。

キャンディ・ハン DBS スタッフユニオン/シンガポール (写真:中)

長崎ではハウステンボスに行きましたが、次訪れたときには原爆に関連する歴史的な場所に足を運びたいと思っています。
原爆資料館の展示で強く印象に残ったのは、実際に原爆の被害を受けた残骸や廃墟。これらは、ソーシャルメディアを通してしか見られなかったものです。ここでの思い出は、フェイスブック(SNS)に公開したり、話したりして、友人や家族など多くの人々に伝えたいです。

デニス・マクガイア プロスペクト/イングランド(写真:右)

日本に行ったことがなかったので、長崎に来る前は緊張していました。しかし、魅力的な長崎を紹介しているパンフレットをみて、その緊張も解けました。
長崎ではピースツアーに参加し、夜景を見て、中華街と出島ワーフに行きました。この街には、親切な市民がいます。彼らは原爆がもたらした現実を、私たちの心に刻み続けるため大切なことをしていると思います。
構成詩を聞いたときは深い悲しみを感じましたが、歴史を語り継ぐことは未来へ希望を与えます。世界に、二度とこのようなことが起こらないように、構成詩が役立っているのは、素晴らしいことです。
私は、これまでずっと核兵器に反対してきました。核の力が、爆弾として使われることも、原子力発電所で使われることも、すべて不幸なことだと思っています。長崎は、そんな私の考えを確かなものにしてくれました。
15歳の時、図書館で『長崎の声』という本を借りました。私はそれを読み終えることができませんでした。物語の悲惨さに、あまりにも動揺させられたからです。
長崎で見聞きし、体験した構成詩やデモ行進について、家族と友人には写真やUNIのビデオを見せて伝えたいです。同僚には、私が日記を書いているユニオンマガジン(機関誌)で報告します。

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