2月5日は、2011年一発目の明日知恵塾。第21回目のテーマは、1年前と同じ「社会人に必要なコミュニケーション能力とは…?」です。就職難の昨今、企業からも強く要求されるコミュニケーション能力は、学生の皆さんにとっても重要なテーマでしょう。
今回は導入部として、参加者全員が各グループでアイスブレイク(道案内ゲーム)を実施しました。これはグループの一人が代表者となって、残りのメンバーを最寄り駅から自宅まで言葉だけで道案内するゲームです。約20分の道案内は、意外とうまくいきません。参加者の皆さんは、このゲームでコミュニケーションの繊細さと難しさを実感してから、ディスカッションへと入っていきました。
ディスカッションの中で目立ったのは、価値観についての議論。
人はそれぞれいろんな考え方や判断基準をもっていて、それを受け入れなければ正しい意思疎通は難しい…。基本的なことですが、相手を理解することの大切さが確認されていたようです。
そしてもうひとつ、仕事上のコミュニケーションは、日常のコミュニケーションの延長上にあるということが学生にとって新たな発見となりました。仕事でのちょっとした行き違いは、大きなミスにつながる恐れがあります。それを防ぐための確実な情報伝達は、私たちが普段行っていることと変わらないのです。よく話を聞く。もれなく伝える。そんな当たり前のことをできるかどうかが、仕事でも大切です。
参加者から感想をもらいました!
- 相手が自分にどんな印象を持っているか、知ることが大事だとわかりました。(能重さん)
- 今、私たちがアルバイトの接客などで経験しているコミュニケーションは、社会に出てからも必要なことなんだと学びました。(箕輪さん)
- 社会人に求められていることと、学生のうちに身につけられることは、本質的には同じなんだと気づきました。(山口さん)
- いかに自分がコミュニケーションをとれていないかがわかり、とてもいい経験になりました。(田口さん)
- 就職前の学生だけでなく、1年生、2年生もいたことに驚きました。私の頃とは意識が変わっているんですね。今回そんな学生諸子と触れ合って、久しぶりにリフレッシュできました。(社会人・Aさん)
- ディスカッションの中身こそ違えど、結論は、会社での社員研修と近いものになりますね。(社会人・Bさん)