「信頼と共感を得る“情報労連らしい”産別運動」を展開 第62回定期全国大会を開く

情報労連は7月13日、第62回定期全国大会を開催し、2023~2024年度中期運動方針などを決定するとともに、「基本理念」と「行動指針」を確認しました。また、役員選挙を行い、新執行部を選出しました。

 あいさつした安藤委員長は、「情報労連の組織人員は減少しており、このままではこれまでの運動や組織体制を見直さざるを得ないまさに『崖っぷち』だ」「『情報労連らしい』運動を次代につなぐためにも、強い信念をもって「2025年20万労連」に挑んでいきたい」と組織拡大に取り組む姿勢を強調しました。

 その後、北野書記長が2023~2024年度中期運動方針案を提起し、運動の重点である▼25万労連の実現に向けた取り組みの追求▼加盟組合活動の充実に向けた取り組みの強化▼産別政策の深化と実現に向けた取り組みの強化▼「暮らしやすい社会」の実現に向けた政治活動の推進▼社会的価値ある産別運動の展開――の策定の背景や思いなどを説明しました。

 また、情報労連のこれまでの運動を踏まえ、「情報労連らしい」運動を次代につなぐ観点から、「基本理念」と「行動指針」を提起しました。

 審議では、賃上げに臨む決意や加盟組合支援、労働安全衛生、政治活動、平和運動――などに関する発言があり、執行部の答弁を経て、中期運動方針を決定するとともに、「基本理念」や「行動指針」を確認しました。

 その後、役員選挙を行い安藤中央執行委員長をはじめとする新執行部を選出しました。

 情報労連は中期運動方針に基づき、「2025年20万労連」をめざし、「信頼と共感を得る“情報労連らしい”産別運動」を展開していきます。

基本理念

 私たちは、信頼と共感を礎に、社会的価値ある労働運動を推進し、誰もが暮らしやすい社会の実現をめざします。

行動指針

◦ 働く仲間の輪を広げ、生活と仕事の安心・安全を追求します。

◦ 平和・人権・環境を守り、公平・公正で持続可能な社会をめざします。

◦ ICT の利活用を通じ、個人や社会の“well-being”の向上を図ります。

◦ 世界の働く仲間と連帯し、ピープル・ファーストの国際労働運動の発展に貢献します。

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