みなさん、こんにちは。株式会社アドバンテッジリスクマネジメントのキティこうぞうです。今回は、私がストレスマネジメント研修の中で受講者にいつも行なっていただく「Happyシート」というワークをご紹介します。
みなさんはどんなときに「幸せだ」と感じますか。「自分が○○しているとき」「人から○○されたとき」など、10個書き出してください。10個書き出したら、周りの人と何を書いているか見比べて共有してください。研修では2人1組で隣の人と共有してもらいますが、みなさんも職場の仲間や家族に書いてもらって共有してみてください。そして、自分の周りの人の書いた「幸せだ」と感じるときも参考にして、自分が書いたHappyシートを完成させてください。
さて、みなさんが書き出した10個のなかで「自分が○○しているとき」と書いてある項目を見てください。みなさんがそれをやっているときは「幸せだ」と感じるのですから、言い換えればそれをやっているときはストレスが少ない状態であることになります。たとえば、「自分がテレビを見ているとき」であれば、みなさんがテレビの電源を入れると同時に「幸せのスイッチ」をカチャンと入れることになり、テレビの電源を切るまでは幸せのスイッチが入った状態になり、あまりストレスを感じない時間を過ごすことができます。つまり、みなさんが書き出した「自分が○○しているとき」を意識して、一日のなかでできるだけ多くやってみれば、自分自身のストレス軽減につながるのです。
さて、今度は「人から○○されたとき」の項目を見てください。たとえば、「人から親切にされたとき」と書いてあれば、みなさんは人から親切にされると幸せのスイッチがカチャンと入るわけです。では、スイッチが入った状態をできるだけ多くするためにはどうしたらいいのか。そのためには、みなさん自身が人に親切にしてあげてください。みなさんが周りの人に親切にすると、周りの人がみなさんに親切にしてくれるようになります。「人からありがとうと言われたとき」という項目があれば、自分から積極的に「ありがとう!」と言う機会を増やしてください。きっと周りの人から「ありがとう!」と言われる機会が増えると思います。
また、このHappyシートを職場の仲間や家族と共有しておくことも大切です。周りの人の「人から○○されたとき」を覚えていて、それをやってあげれば、その人のストレスを軽減することもできるのです。また、逆に周りの人がみなさんの書き出した「人から○○されたとき」をやってくれたら、みなさんの幸せのスイッチが入る機会も増えるわけです。
このように、私はみなさんにHappyシートを作成して保存しておくことをお勧めします。そして、新しい友達や知り合いができたときに共有して、その人にHappyシートの効果についても伝えてみてください。きっと自身のストレス軽減の効果だけでなく、その人とのコミュニケーションツールとしても大きな効果を発揮しますよ。