核の恐怖をなくすためには核兵器廃絶しか道はない 「広島ピースフォーラム」「長崎平和フォーラム」

 情報労連は8月4日、「広島ピースフォーラム2022」を、8月7日に「長崎平和フォーラム」を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現地での集合開催からオンラインでの開催に切り替えて実施しました。

 「広島ピースフォーラム」であいさつした北野書記長は、「新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みてオンラインでの開催に切り替えた。急きょの変更となったことにお詫び申し上げる」と述べた上で、核兵器を巡る状況について次のとおり述べました。

 「核不拡散条約(NPT)体制は、核兵器使用の可能性が高まる中、その存在意義が問われている。日本でも、ウクライナ危機や中国の脅威などを背景に防衛費の増額や核兵器の共有を求める動きがあるが、核兵器が存在する限り、核の恐怖はなくならない。世界の仲間と連帯し、核兵器廃絶と平和を訴えなければならない」

 学習会では、NTT労働組合広島原爆・被爆者二世協議会のメンバーが、戦後当時の映像などを使って原爆被害の悲惨さを説明するとともに、同会の松木忠生副会長が被爆体験証言を行いました。その後、ピースボートの渡辺里香氏が、『核兵器はなくせる~今、私たちにできること~』と題した特別講演を行いました。渡辺氏は「核兵器禁止条約」をはじめとする核廃絶に向けた世界の動きと日本の役割・課題を解説しました。

 8月7日の「長崎平和フォーラム」であいさつした安藤委員長は、「核兵器は人類を破滅させかねないものであり、絶対に使用してはいけない。日本は『核の傘』を理由に核兵器禁止条約を批准せず、締約国会議にも参加しなかったが、その態度は言語道断であり、一刻も早い条約の批准を求める」と訴えました。

 学習会では、長崎大学核兵器廃絶センターの鈴木達治郎教授が『核兵器禁止条約発効後の国際核情勢:NPT体制にとっての課題』と題して講演しました。

 また、8月9日には、長崎県協議会を中心に電気通信労働者原爆被爆死没者慰霊式をとり行い、「核兵器廃絶」と「世界の恒久平和」に向けた不断の取り組みを誓い合いました。

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