第22回 ワクワクとドキドキの間

6月11日、2011年度最初の明日知恵塾を開催しました。年度始めのテーマは、恒例の「仕事でワクワク・ドキドキするとき」です。
進行役の法政大学・藤村教授は、仕事の中に面白さを見つけてほしいと言います。
「いろんな人がつながって、社会は機能しています。たとえばコンビニにおにぎりが並ぶまでには、製造をする人、トラックで輸送する人、そのトラックを製造する人など、たくさんの労働者が関わる。そんな連鎖の中で自分はどこを担いたいのでしょうか」

今回はディスカッションに入る前に、「やりがい」と「面白さ」についてみんなで考えてみました。難しいけど面白いこと、簡単で面白いこと、難しくて面白くないこと、簡単だけど面白くないこと。学生と社会人の皆さんからいろんな意見が出ました。

難しいけど面白いこと

  • 新しい仕事
  • 友人づくり
  • 仕事のトラブル対応

簡単で面白いこと

  • サークル、飲み会
  • 夢のある仲間との語らい
  • 自分の得意なこと

難しくて面白くないこと

  • 細かい作業
  • 会議録

簡単だけど面白くないこと

  • ただ聞いているだけの会議

それを踏まえての「ワクワク・ドキドキするとき」。
ディスカッションでは、期待がワクワクに、不安がドキドキにつながるという意見がたくさん聞かれました。仕事を続けていると、不安だったことも期待に変わることがあり、面白かったことがつまらなくなることもあります。大事なのは、新しいワクワク・ドキドキを感じられる未来をつくることです。

「ワクワク・ドキドキを感じることは人によって様々ですが、未知への挑戦がそのチャンスを増やすのは、誰にとっても同じです。新しい仕事やレベルの高い仕事への挑戦は、会社では貴重な機会。ぜひ活かしてください」(藤村教授)

学生からの発表では、“夢を持つことでワクワクできる”という印象的な意見もありました。これから社会に出て行く皆さんには、ぜひ夢に挑戦し続けてほしいですね!

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