第52回明日知恵塾 INFORIUM豊洲イノベーションセンターを見学

6月12日、第52回明日知恵塾を開催し、学生27名、社会人8名の計35名が参加しました。今回の明日知恵塾は、NTTデータの先進のテクノロジーが体験できるINFORIUM豊洲イノベーションセンター(東京都江東区)を見学。未来につながる最先端の技術に触れる貴重な場になりました。

 

明日知恵塾の特別企画として定番となった職場訪問。普段は見ることができない職場を訪問し、「働くこと」の生の姿を自分の目で確かめる人気企画です。今回、訪問したINFORIUM豊洲イノベーションセンターは、Technology Foresightの今を体験できる最新技術のデモンストレーションや、未来創造コンテンツが学べる施設です。今回は数あるメニューののなかから3つコンテンツを体験しました。

 

コンテンツ① AR技術を用いて全英オープンゴルフを観戦

NTTデータの独自の技術である「全世界デジタル3D地図提供サービス(AW3D)」と、拡張技術(AR)を掛け合わせた技術を用いて、全英オープンゴルフの試合を観戦しました。ゴルフコースを俯瞰する新たな視点で全英オープンゴルフが観戦できるため、新たなゴルフの楽しみ方が体感できました。

 

コンテンツ② 広告の印象を脳科学×AIで解明

脳活動をAIを用いて解析することで、広告の「質」を評価する仕組みを解説していただきました。脳の活動を「見える化」することで、動画広告等のメッセージが消費者にどのように伝わっているかが解明できるとのこと。この技術により、「クリエイティブの質」が定量化できるため、ブランドイメージの向上につなげていけるそうです。

 

コンテンツ③ VR技術を用いた野球トレーニングシステム

VR(バーチャルリアリティー(仮想現実))技術を用いたプロ野球選手のトレーニングシステムを体験しました。実際に野球バットを握り、バッターボックスに立ち、画面の投手が投げる球を打ち返します。だが、時速150㎞の速球や、急角度で落ちる変化球に空振りの連続。さすが、プロ野球選手。

 

明日知恵塾の後半戦は、恒例のグループディスカッション。法政大学大学院の藤村博之教授が進行役を務め、「仕事と生活のバランスは?」をテーマに、学生と社会人が自由に話し合います。

それでは、仕事と生活のバランスについて、各班からあがった意見をピックアップしてみましょう。

 

・プライベートに仕事を持ち込まないほうが、仕事と生活のバランスがとりやすい

・長時間労働などが常態化した職場に配属された場合、自分たちで職場環境を変えることも必要

・働き方改革が進んだことで、帰りやすい環境になってきている

・仕事に対する価値観が多様化し、それぞれの価値基準に合った働き方が求められている

 

藤村教授は、ワーク・ライフ・バランスについて、つぎのように指摘しました。

「ワーク・ライフ・バランスを、ワークとライフを足して100にする発想に立つと、働き方に無理が生まれてきます。新入社員の時期と、結婚して子育てする時期とでは、働き方が変わって当たり前。ときには足して150になる時期があっても仕方ありません。ワークとライフを、上手にマネジメントできるようになることが大切です」

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