6月30日、法政大学にて明日知恵塾の6回目が開催されました。この日は、社会人の働き方紹介と、コミュニケーションをテーマにしたグループディスカッションの2部構成。学生21人、社会人14人が参加しました。
KDDI労働組合の後藤一宏さんは、携帯電話が固定電話の通信網を使っていることを説明。ふだんはあまり意識しない固定通信網が、実は重要な社会インフラだということを教えてくれました。
NTT労働組合データ本部の本間滋明さんから話してもらったのは、システムトラブルの対応に追われるSEの一日です。あわせて、情報労連・杉山政策局長から情報サービス産業の下請け構造についての解説がありました。
コミュニケーションをテーマにしたグループディスカッションでは、「仕事の話だけでは同僚や上司と打ち解けられない。くだらない話も必要」「営業で大切なテクニックは相手を観察すること」「まずあいさつをすることが大切」という話が出ました。学生からは「企業の福利厚生はどうなっていますか」「携帯電話は自社のものを使っていますか」という素朴な疑問も出ていたようです。
法政大学・藤村教授は「コミュニケーション力とは言葉の巧みさではない。真剣に相手に向き合っているという姿勢が大切」とまとめました。